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2007年05月03日

賃料の値下げをしないアパート経営

賃料アップ

アパート経営は、新築の時には結構強気の賃料でも何とかやっていけますが、年数が経つにつれて賃料は下落していきます。

しかし私の場合、ここ数年は値下げどころか値上げを行なっています。

値下げは最後の手段ですので、安易にやりたくないと考えています。

この時代に、このようなことをやっていると、

「何で、値上げなんか出来るんですか?」

「何で、賃料が下がっていかないんですか?」

という質問が、数多く寄せられます。


ですが、私は「きちんとした商品を、適正価格で売っているだけ」だと思っていますので、「賃料を下げない秘密」を聞き出そうとされても困ってしまうのです。(笑)


大概は、

「毎日、アパートのことを気にかけて、入居者の住環境の向上に努めていれば出来るんですよ。」

と答えていました。


しかし、

「もっとわかりやすい、即効性のある答えはないものだろうか?」

と考えていたところ、ヒントとなる記事を目にしました。


それは、「起業家大学」の主藤孝司さんのコラムです。

http://www.kigyoukadaigaku.com/


その中に、

「価格競争に巻き込まれないためにはどうしたらいいか?」

というものがありました。


何気なく読んでいたのですが、ある一節を読んだ時に、「これだ!」と思ったのです。


私が自分でやっていたくせに、きちんとお伝えすることができていなかったことが書かれていたのです。

それを大家さん向けにしてお伝えします。

賃料の値下げということは、俗に言う、価格競争に巻き込まれたことになります。


では、価格競争に巻き込まれないためにはどうすれば良いのか?


それは、大家さんが、「値下げをしない!」と決意することです。

値下げをしないとなると、近隣のライバル物件に対して差をつけることが出来る、「付加価値」というものを考えなければなりません。


入居者から寄せられる、希望やクレームにきちんと対応していって、満足のいく住環境を実現するのです。


それがアパートという商品の付加価値となり、大家さんへの信頼となり、最終的にブランドとなります。


これが、賃料を高く維持できる源となります。


入居者から出てくるであろうクレームにあらかじめ対応しているわけですから、商品品質(住環境)は格段にアップしています。


これらは、大家さんが「値下げをしない!」と決意しないと、やっても意味をなしません。

逆に、安易に賃料の値下げに走っていると、どうなるのでしょうか?


付加価値を付ける必要性が、全くなくなってしまうのです。


そうなると、商品品質(住環境)が低下しますから、入居者の満足度も下がり、大家さんの収入は低下していきます。


リフォームによって、物件の魅力をアップさせようと思っても、賃料の値下げによって、手元にキャッシュがありませんから、実施することが出来ません。


結果、ますます商品品質が悪くなり、賃料は下落していきます。

悪循環に陥ってしまうのです。

反対に、私のように賃料の値上げを行ったり、新築時の賃料を維持しようと決意すると、他所よりも高い賃料を頂戴するわけですから、

「もっと、住環境を向上させよう。
 そうでなければ、賃料に見合ったものにならない。」

というように、考え方が変わるわけです。


そうすると、好循環が始まります。

このおかげで、私のアパートの収益性は格段にあがりました。

無理をしてでも、値上げをした方が良い、というわけではありません。

それこそ、ケース・バイ・ケースでしょう。


しかし、大家さんが「値下げをしない。」と決意することが、好循環のスタートとなることは事実です。


時代の波に流されているばかりではなくて、自分で波を起こすことも必要だということなのです。

投稿者 manshitsu : 2007年05月03日 16:40